顔面痙攣でお悩みの方は
ご相談ください
顔面痙攣は、顔の筋肉が強く痙攣してしまう状態です。
通常、顔面の神経(第七脳神経または顔面神経)に影響を与える一過性の神経障害によって引き起こされ、顔の半分が不自然に歪んだり、笑顔が歪んだりします。
初期時には、目の周囲が軽く痙攣することが多く、頻度が次第に高くなり、症状も重くなっていきます。
自分の意思に反して目が閉じてしまうなど、生活に支障が出るケースもあります。
顔面痙攣の主な原因
顔面痙攣が発生する場合、問題が発生しているのは顔面神経が脳幹から分岐する部分です。ここでは、動脈(時には静脈も)が顔面神経を圧迫しており、この影響で神経が異常な信号を送り出します。そのため誤った指示が筋肉に伝わり、顔面の筋肉が勝手に収縮し、結果として痙攣が生じます。
この異常な信号のため、口を動かすと同時にまぶたも動くという特徴的な現象が見られることがあります。
脳の状態を確認するため、MRI検査を行うことを推奨しております。
顔面痙攣の治療
脳神経外科における顔面痙攣の治療は、主に下記のようなものがあります。
薬の服用
神経が異常に興奮して顔面痙攣がおこります。そのため、神経の興奮や伝達を抑える薬が有効になる場合があります。
顔面痙攣に効果がありますが個人差が大きく、誘眠効果がある薬を服用するため、推奨はしていません。
ボツリヌストキシン注射
顔面痙攣の軽度なケースでは、ボツリヌストキシン注射が使用されることがあります。
ボツリヌストキシン注射は筋肉の収縮を抑制し、痙攣の軽減を促します。
効果は一時的であるため、定期的な注射が必要です。
手術
上記2つの治療法に比べて効果的かつ根治的な治療になります。
血管が神経に圧迫をかけている場合があります。手術によってその圧迫を軽減することで痙攣の解消します。
手術の場合は、当院では対応していないため、専門医療機関を紹介させていただきます。